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設計のヒント
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LIXILのディテールvol.13 性能と機能の追求から導かれる必然性〈前編〉 ─ 実測データと最新の研究が加速させる快適な住まい

  • 難波和彦・界工作舎 花巻裕子(はなまき・ゆうこ) 1980年 神奈川県生まれ。2003年 日本女子大学家政学部住居学科卒業。2003年 難波和彦・界工作舎入社。

    難波和彦・界工作舎

    花巻裕子(はなまき・ゆうこ)

    1980年 神奈川県生まれ。2003年 日本女子大学家政学部住居学科卒業。2003年 難波和彦・界工作舎入社。

  • LIXIL 圖師丈揮(ずし・たけき) 株式会社LIXIL/商品本部 住宅サッシ 統括部 サッシ商品部 商品企画グループ

    LIXIL

    圖師丈揮(ずし・たけき)

    株式会社LIXIL/商品本部 住宅サッシ 統括部 サッシ商品部 商品企画グループ

  • LIXIL 長瀬 徳彦(ながせ・のりひこ) 株式会社LIXIL/商品本部 商品開発統括部 浴室商品開発部 商品企画グループ

    LIXIL

    長瀬 徳彦(ながせ・のりひこ)

    株式会社LIXIL/商品本部 商品開発統括部 浴室商品開発部 商品企画グループ

  • LIXIL 松浦 統一郎(まつうら・とういちろう) 株式会社LIXIL/商品本部 商品開発統括部 設備商品開発部 商品企画グループ

    LIXIL

    松浦 統一郎(まつうら・とういちろう)

    株式会社LIXIL/商品本部 商品開発統括部 設備商品開発部 商品企画グループ

  • LIXIL 井戸田 貴則(いとだ・たかのり) 株式会社LIXIL/商品本部 商品開発統括部 設備商品開発部 商品企画グループ

    LIXIL

    井戸田 貴則(いとだ・たかのり)

    株式会社LIXIL/商品本部 商品開発統括部 設備商品開発部 商品企画グループ

  • LIXIL 中村 元博(なかむら・もとひろ) 株式会社LIXIL/商品本部 商品開発統括部 タイル建材商品開発部 商品企画グループ

    LIXIL

    中村 元博(なかむら・もとひろ)

    株式会社LIXIL/商品本部 商品開発統括部 タイル建材商品開発部 商品企画グループ

  • LIXIL 梅田 裕介(うめだ・ゆうすけ) 株式会社LIXIL/商品本部 商品開発統括部 キッチン・洗面商品開発部 商品企画グループ

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    梅田 裕介(うめだ・ゆうすけ)

    株式会社LIXIL/商品本部 商品開発統括部 キッチン・洗面商品開発部 商品企画グループ

  • LIXIL 吉原 新一朗(よしはら・しんいちろう) 株式会社LIXIL/キッチン・洗面事業部 商品開発部 商品企画2グループ

    LIXIL

    吉原 新一朗(よしはら・しんいちろう)

    株式会社LIXIL/キッチン・洗面事業部 商品開発部 商品企画2グループ

花巻 裕子(はなまき ゆうこ)(一級建築士事務所(株)難波和彦・界工作舎)
圖師 丈揮・長瀬徳彦・松浦統一郎・井戸田貴則・中村元博・梅田裕介・吉原新一朗(LIXIL)
司会: 真壁智治 (M.T.Visions)

今回の花巻氏の疑問・要望

――今回は「箱の家」シリーズで知られる難波和彦さんが主宰されている界工作舎のスタッフの花巻さんをお招きしています。同時にLIXILのさまざまな商品の開発に関わるスタッフの方々にも参加いただいたことで、充実した討議の場となることを期待しています。
まず花巻さんのキャリアを伺いたいと思います。なぜ難波和彦さんという建築家に出会って、「箱の家」という、ある種モダンデザインの極みに位置する家づくりを目指すことになったのか、そのあたりの経緯をお話いただけますか?

花巻:私は、日本女子大学の家政学部住居学科を卒業しています。卒業後は仕事をすぐにやりたいと考え、その中でも特に住宅の設計を経験したいという気持ちがありました。界工作舎については、私が大学の3年生の時に行われた、とある展覧会をきっかけに知るようになったのですが、その後アルバイトをさせていただく機会が有りました。

――まだあの古い事務所のときですね。

花巻:はい。スタッフの皆さんも優しい方で、難波も色々声をかけてくれて、その雰囲気に惹かれて、ぜひここで仕事をさせてもらえたらと思いました。私が卒業するときに事務所を辞めるスタッフがいて、ちょうどタイミングが良かったということもあり、入れていただきました。

――まっさらな状態で界工作舎にとびこんだのですね。

花巻:はい、そうです。

――その古い事務所の新築工事から担当されたのですか?

花巻:その前に住宅を2軒担当しまして、その後にこの「箱の家 112-神宮前計画」を担当することになりました。

(「箱の家 112-神宮前計画」/外観 提供:難波和彦・界工作舎) (「箱の家 112-神宮前計画」/外観
提供:難波和彦・界工作舎)

――ところで花巻さんが入所された時には、「箱の家」はどのくらいまで進んでいたのですか?

花巻:90番台まで進んでいました。

――そうすると、「箱の家」のディテール、プランニングの形式、方法論というのは、その時点でかなり固まっていたということですね。

花巻:そうですね。

――その中でどんな仕事から始められたのですか?

花巻:私が最初に担当したのは96番だったのですが、「箱の家」は初期の頃から積み重ねてきているディテールがありますし、構法も確立されていたので、入所後すぐに担当を任されました。

――原型があるから、手が付けやすいということでしょうか?

花巻:「箱の家」自体が、一つのシリーズとして、過去のものを改良しながら進化してきていますので、私もそれを基に少しずつ自分の考えを加えていくことから始めました。

――それは、完全に基本設計から現場の監理まで一貫して関わることができたのですか?

花巻:はい、そうです。

――入所されてすぐに、ということですから、それは大変勉強になりましたね。ところで、界工作舎では製品のカタログというのはどういう風に使われていますか?

花巻:設備関係や仕上げ材など、いつも使う物はだいたい決まっているので、基本的な製品はリストアップされています。ただ、新しい製品で気になるものがあるとカタログを取り寄せ、性能や価格を比較検討して、良い物は採用しています。そうやって使う製品も少しずつ進化してきています。

――コストや性能というものを精査して、「箱の家」にふさわしい設備や建具のラインアップを常に頭の中に入れているという、そういう事務所だということですね。だとすると、むやみにデザイン主導で物を選ぶということは、あまりしなくても良いのではありませんか?

花巻:他の事務所に比べるとそうかもしれませんが、私たちなりにデザインにもこだわっています。

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