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設計のヒント
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LIXILのディテールvol.5 断面をデザインすることへのこだわり─ 住宅用サッシとビル用サッシの、違和感のない共存

  • アルテック 河内 英昭(かわち・ひであき) 1978年 イギリス/ロンドン生まれ。2002年 神奈川大学工学部建築学科 室伏研究室 卒業。2001年 イトーピアホーム株式会社入社。2003年 株式会社アルテック入社。

    アルテック

    河内 英昭(かわち・ひであき)

    1978年 イギリス/ロンドン生まれ。2002年 神奈川大学工学部建築学科 室伏研究室 卒業。2001年 イトーピアホーム株式会社入社。2003年 株式会社アルテック入社。

  • トステム 冨井 智(とみい・さとし) トステム株式会社/住宅サッシ統轄・サッシ商品部

    トステム

    冨井 智(とみい・さとし)

    トステム株式会社/住宅サッシ統轄・サッシ商品部

  • トステム 西口 章正(にしぐち・あきまさ) トステム株式会社/住宅サッシ統轄部・サッシ商品部

    トステム

    西口 章正(にしぐち・あきまさ)

    トステム株式会社/住宅サッシ統轄部・サッシ商品部

河内英昭(株式会社アルテック)
冨井智・西口章正(トステム)

今回の河内氏の疑問・要望

建築設計事務所に入所し5~10年前後の設計者が抱える既製品への疑問や要望を提示してもらい、ショールームで商品に触れながら開発担当者との直接対話を通し、その解決策や展望を語る「LIXILのディテール」。第3回目はRCと木造の混構造による個性的な住宅を多く手がける、ARTEC(アルテック)に入所して8年目になる、河内英昭氏にご登場いただき、サッシをはじめとする開口部商品への要望や疑問について、お話しいただきました。

──各テーマに進む前に、まずは河内さんのプロフィールをお伺いしたいと思います。河内さんはハウスメーカー勤務を経て現在の「アルテック」に入所されたと伺っています。
「アルテック」は、1970年代に阿部勤さんと室伏次郎さんという気鋭の建築家お二人が開設された事務所です。現在は、それぞれ事務所を構え阿部さんお一人になっていますが、当時はRCの住宅設計をメインに、ある意味非常にドライな作風を特徴にした事務所でした。
そういうものに惹かれてアトリエに入られたのだと思いますが、アトリエへの入所のいきさつあたりから話をお聞かせいただけますか。

河内:私は神奈川大学工学部建築学科の室伏研究室を卒業しまして、それで阿部さんの事務所に入るというOBの中でもあまりないケースでした。
大学を卒業して1年間ハウスメーカーに勤めていましたが、その頃からずっと今いるような世界に憧れをもっていましたので、耽々とその機会をうかがっていたのですが(笑)、ある機会に恵まれて2003年7月から今のアルテックに勤めております。

──その頃のアルテックの代表作にはどんなものがありましたか。

河内:横浜の雙葉学園ですね。その雙葉学園の校舎の建て替えが非常に大規模な工事で、一期から二期とずっと阿部がてがけておりました。それが終わった頃、スタッフの皆さんが何人か卒業されるというので。その空いた隙を狙ってというと可笑しいんですが、入所することができました。

──入所動機としては、やっぱりアトリエ系で学びたい、と。

河内:そうですね。大学で室伏研究室を選んだのも住宅系をやりたいという思いが強かったからですし、実社会に出て設計に携わりたいという思いもあったので大学院に進むということは考えませんでした。

──ハウスメーカーで学ばれたことは役に立ちましたか?

河内:ハウスメーカーでの経験は非常に貴重だったと思います。ただ、決められたプランの中で仕事を進めていくやり方なので、標準のプランからはずれるということが少ない。だから、覚える範囲が限定的だったと思います。ツーバイフォーのメーカーだったので、アルテックに入所したときはビル用のサッシをどう付けるかということも知らなかったんです。そういう意味では一から出直しでした。

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